『スター・ウォーズ：キャシアン・アンドー』シーズン2のあらすじを振り返り：トニー・ギルロイとディエゴ・ルナのインタビュー

ルーカスフィルム製作『スター・ウォーズ：キャシアン・アンドー』の待望の続編であり、完結編となるシーズン2は、ディズニープラスで全話見放題で独占配信中です。『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』の前日譚であり、優れたスリラーとして絶賛される本シリーズは、主人公のキャシアン・アンドー（ディエゴ・ルナ）が、無関心で冷淡な無名の人間から反乱同盟軍の中心的人物へと成長していく姿を描いています。

『スター・ウォーズ：キャシアン・アンドー』の企画と制作総指揮を務め、超大ヒット作『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』の共同脚本も手掛けたトニー・ギルロイの明確で独創的なビジョンは本シリーズでも健在。ピーボディ賞の受賞、およびドラマシリーズ作品賞を含むエミー賞®8部門でのノミネートという高い評価につながっています。

ギルロイは、「映画のタイトルにもなっている主人公の運命が、すでに決まっていることで驚くほど気持ちが楽になった」と言います。「結末と構造が先にあり、シーズン2としての制限や『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』前夜という設定があることで、良い作品にすることができました。こうした制約や枠組みがあるからこそ、その中で思いきり動けるんです」と語ります。

シーズン1が1年間を描いたのに対し、シーズン2では4年間の物語が進行します。12のエピソードが3つずつまとめられ、4つの「章」として順次公開されました。こうしたエピソードが成長を重ね、ついには命を懸けてデス・スターの設計図を奪おうとするキャシアンの英雄になるまでの軌跡を浮き彫りにします。そして彼の献身が『スター・ウォーズ エピソード4／新たなる希望』への道を切り開くのです。

壮大な結末

登場人物の運命について、「どうなるかわかっている者もいますが、努力次第でチャンスが巡ってくる者もいます」と冗談まじりに話すギルロイ。

登場人物たち、たとえばビックス・カリーン（アドリア・アルホナ）、ソウ・ゲレラ（フォレスト・ウィテカー）、ルーセン・レイエル（ステラン・スカルスガルド）、モン・モスマ元老院議員（ジュネヴィーヴ・オーライリー）、デドラ・ミーロ（デニース・ゴフ）、シリル・カーン（カイル・ソーラー）の最終的な結末は、まだ分かりません。しかしギルロイによれば、帝国が台頭する中で彼らは皆、果たすべき重要な役割を担っています。「どの登場人物も非常に魅力的で、人間関係は複雑に絡み合っています。全員が仲間としてつながっており、互いに引き寄せられていくのはある意味当然なのです」と彼は説明します。

では、キャシアンはどうでしょうか？ ルナは「興味深いですね。シーズン1で取り上げたのは彼の人生の1年にすぎませんが、彼は実に多くのことを目撃し、経験しました。彼には吸収し、消化すべきことが山ほどあります」と言います。「一方、シーズン2では4年間が描かれますが、『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』で活躍した彼に追いつくにはまだまだ成長が必要です。非常に面白いのは、彼は覚醒したものの、今度は何が自分にできるのか見つけなくてはならないということ。周囲の状況を把握しなければなりません。はるか彼方の銀河系の歴史の中でも特に困難な時代に、それを成し遂げるのは容易ではありません。」

冒険は続く

ルナは、『スター・ウォーズ：キャシアン・アンドー』シーズン2を視聴したファンは『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』に対する見方が変わるはずだ、と確信しています。

「実際、私の見方も間違いなく変わりました。『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』は出来事に焦点を当てていますが、登場人物や、彼らの選択の背後にあるものを知ることはできません。でも、それが可能になる。キャシアンは犠牲や、反乱軍のために手を汚してきたことについて語りますが、そのとき何を言いたかったのかがわかるようになります。なぜなら、彼が何を考え、誰に憧れ、誰を想い、そして未来に向けて何を残したか、私たちは知ることができるからです」と、ルナは語りました。

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