『シャッフル・フライデー』キャストが語る世代を越えた物語-入れ替わりがつなぐ笑いとレガシー
2025年12月12日
ハーパー役のジュリア・バターズ、リリー役のソフィア・ハモンズが、ディズニープラスナビ独占インタビューで率直に語った『シャッフル・フライデー』撮影の舞台裏をご紹介します。
コールマン家の新たな世代が、人生で初めて(または2度目!)の入れ替わりを通して、共感と信頼について新たな気づきを得ていく様子を描いた『シャッフル・フライデー』。2025年12月10日からディズニープラスで配信が開始しました。2003年公開の映画『フォーチュン・クッキー』の続編である本作では、ジェイミー・リー・カーティスとリンジー・ローハンが再びタッグを組み、新たにジュリア・バターズとソフィア・ハモンズが参加。監督ニーシャ・ガナトラが笑いと愛情に満ちた世代を超えるストーリーへと仕上げました。今回の独占インタビューでは、ハモンズとバターズが、互いの第一印象や入れ替わりの演じ方、そして撮影現場で印象に残ったことを振り返ります。作品の視聴とあわせて、ぜひご覧ください!
ディズニープラスナビ独占!ジュリア・バターズとソフィア・ハモンズの『シャッフル・フライデー』インタビュー
第1作目の映画『フォーチュン・クッキー』を観たのはいつですか?そのときの感想は?
ジュリア:年齢ははっきりと覚えていませんが、かなり幼かったのは確かです。私が病気で学校を休んだときに、母が見せてくれました。心地よい映画で、母と娘の絆を深める時間になりました。映画のテーマを考えると、特別な作品でした。
ソフィア:私が初めて観たのは、12歳か13歳のときです。公開された時期に関係なく、そのくらいの年齢でこの作品に触れる人が多いのではないでしょうか。そう考えると面白いですね。10~12歳が観るのにすごくいいストーリーです。私にとっては初めての身体が入れ替わる物語で、今までに見たことのない素晴らしい作品だと思いました。学校でテーマに沿った服装で登校するスピリット・ウィークがあったのですが、ある曜日のテーマが『フォーチュン・クッキー』だったのを覚えています。先生が生徒の格好をして、生徒が先生の格好をしたんです。親友と服を交換する人もいました。あれはすっごく楽しかったです。
初めて出演が決まったとき、どう感じましたか?最初に誰に伝えましたか?
ソフィア:出演が決まったときは、気がおかしくなりそうでした。まったく現実味がなくて。すぐに泣き出してしまいました。でも覚えていることがあります。オーディションを受けていると誰にも言っていなかったのですが、親友の一人が何かあると感じていて、「なんでよくLAに行っているの?」とか聞くので、いつも「特に理由はないの。ちょっと行ってきただけ」とはぐらかしていました。なので、彼女と彼女のお母さんに電話したはずです。たしか「ようやく話せるようになった。実は『シャッフル・フライデー』の件だったの」って言ったら、「信じられない、ホント?何かあると思ってた!」と言われました。そのあと、父に電話しました。
ジュリア:出演が決まったときはとても興奮しましたし、ナーバスにもなりました。だって、皆さんが一緒に成長してきたキャラクターを演じるということは大きな責任をともなうと分かっていたので。決まったことを最初に伝えたのは、演技の先生でした。彼女にすぐに電話しましたね。それからリビングに駆け込んで父に伝えて、母に電話しました!
役づくりを始めたとき、リンジー・ローハンやジェイミー・リー・カーティスのような大物俳優を入れ替わりで演じるためにどのような準備をしましたか?
ジュリア:徐々に育んでいきました。人をまねるには、単に物まねをするのではなく、その人のキャラクターもしっかり理解して取り入れる必要があると思うからです。私たちは時間をかけて、キャラクターから見ても、リンジー自身から見ても、すべてが理にかなうように意図的につくり上げていきました。ずっと憧れてきたリンジーが私を演じるのを見るのは、ものすごい体験でした。大勢の友達と映画を観に行ったのですが、みんなが「リンジーは本当にすごい。完全にジュリアだった」と口をそろえて言ってくるので、私は「うん、そうね」って感じで答えていました。とにかく、私が夢中になっていた人が私を演じてくれたのを見て、本当にうれしかったのです。お互いに演じていたということは忘れていました。
ソフィア:実は、オーディションのときから役づくりが始まっていたんです。でも正直、役づくりがなかなか進まなくて、実際に役が決まる前にニーシャと会っていたのを覚えています。よく、「ジェイミーの癖をもう少し加えて、もう少しジェイミーのように」と指摘されました。なので、実際に彼女と会う前から、可能な限りすべてのインタビューを見ることを心掛けました。特に、1作目を観て、彼女がどのように演技しているのかを確認しました。そうしたのは、テスにはジェイミーの要素がたくさん含まれていますが、単なるジェイミーの物まねにはしたくなかったからです。私が目指したのは彼女のキャラクターのようになることだったので、ジェイミーと私が互いのことをより知るようになり、キャラクターとしてのテスについて、そしてティーンエイジャーの身体に入ったテスの行動について話したことが本当に役立ちました。
『シャッフル・フライデー』を撮影しているときの思い出やお気に入りの瞬間があったら教えてください。
ソフィア:本当に素晴らしい毎日だったので、仕事終わりに次の日が楽しみでない日は1日もありませんでした。それって本当に特別で、そうしようと思ってできることではありません。誰もが、とても前向きで協力的でした。全員が素晴らしい時間を過ごしたことは、映画に如実に現れています。特に入れ替わるシーンは、私にとってとても特別です。あのシーンは撮影に入ってすぐの頃で、監督のニーシャがアドリブを強く促してくれたので、安心して自由に演技していいと思えるようになりました。このとき、私たちは鏡を見て、気の利いたアドリブを言って笑うことができればよかったのですが、ジェイミーが「ちょっとおしっこしたい」と言ったときは、もう笑いが止まらなくて。演技ができなくなってしまいました。とにかく、とても楽しい1日でしたし、そのシーンが撮影全体の雰囲気を決めました。
ジュリア:ほとんどの人が知らないと思うのですが、ジェイミーがレコード店の床を這うシーンがあります。台本の読み合わせのときも這っていましたね。ほかの私たちはみんなテーブルに並んで座っているだけなのに。とても無機質な雰囲気で、見ている人が大勢いてちょっと気まずい雰囲気なんですが、ジェイミーは床の上やテーブルの上を這いまわっていました。それがとても面白くて最高でした。
ファンの皆さんがようやく映画を観られるようになりました。皆さんに何か伝えたいことはありますか?ファンの反応を見て、どのように感じましたか?
ジュリア:家族や、友達にも観てもらうのがとても楽しみです。「選ばれた家族」というテーマもあるので。それは、お母さん、お父さん、おじさん、おばさん、おばあさん、おじいさんだけでなく愛する人すべて、つまり血縁関係なんて関係ない家族です。この映画の大きなメッセージですよね。ほかにも「相手の立場になってみなければ、相手を理解できない」というメッセージも込められています。ソフィアが演じるリリーと私が演じるハーパーは、最初、友達のふりをした敵でした。互いに嫌っていましたし、ちょっといじめ合ってもいました。ところが、映画の最後には互いに理解し合うようになります。同世代の人たちにとって、意見が合わない相手への振る舞い方や接し方のヒントになったら嬉しいです。ファンの反応を見るのはとても面白いですね。そういう反応は生で見たいので、いろんな人をこの映画に観に連れて行きましたが、全体的にとても好評でした。すごいですよね。
ソフィア:うん、とにかくすごかったです。このプロジェクトには、1年間取り組んできました。撮影して、家族のようになったかと思うと、もう終わり。この作品に参加し、心から憧れていた多くの人たちと仕事ができたのは、私にとってとにかく特別なことでした。私は演技の仕事を始めてしばらく経っているので、新人とは思っていませんが、俳優としてジュリアとマニーが大好きですし、もちろん、リンジーやジェイミーなど第1作目に出演していた皆さんも大好きです。誰も私を特別扱いしませんでした。現場にいる全員が、認められ、感謝されていると心から感じていました。この映画を観る人にも、理解され、認められ、感謝され、愛されていると感じてほしいですね。
子どもの頃に観ていたお気に入りのディズニー作品は何ですか?
ソフィア:そうですね、ディズニーにはすばらしい作品がたくさんあるので、挙げきれないですね。つい最近、『恋のからさわぎ』を観ました。あと、『塔の上のラプンツェル』。子どもの頃、『塔の上のラプンツェル』と『ボルト』の大ファンでした。ディズニーのテレビ番組では『グッドラック・チャーリー』ですね。多分、その舞台がコロラドで、私がコロラドで育ったからだと思いますが、『グッドラック・チャーリー』が大好きでした。最近は、『New Girl/ニュー・ガール』を観ています。
ジュリア:ディズニーの番組といえば、父が『ウェイバリー通りのウィザードたち』の前説を担当していました。私は、父が出たエピソードを観るのが好きでしたね。父は、あるエピソードで奇想天外な科学教師を演じていて、私は幼かったので、「あれがパパ!」と思うととても面白かったです。お気に入りのディズニー映画はたくさんあって迷いますが、1つは『ヘラクレス』。メジャーではないと思うのですが、とてもいい作品で、私のお気に入りです。あと、『ラマになった王様』。とても面白い作品で、声優さんたちもとても魅力的なんです。
ソフィア・ハモンズとジュリア・バターズのインタビューの中で、特に語られたテーマの1つが、文字どおりにも比喩的にも「他人の靴を履くことで、共感できるようになる」ということです。2人とも、オリジナル作品へのオマージュの楽しさを大切にしつつ、リアルなキャラクターを演じています。
ソフィアは、ニーシャ・ガナトラ監督が育んだアドリブの力を強調し、撮影初期に行われた入れ替わりシーンが、その後の現場を楽しいものにしたと振り返ります。ジュリアにとっては、ジュリアの癖を演じているリンジー・ローハンを目にすることが、1つの身体に2つの人格が同居するという映画のハチャメチャ大騒動を一層強く印象付けることとなりました。
2人のインタビューでは、キャスト同士の友情がはっきりと伝わります。ジェイミー・リー・カーティスが台本の読み合わせのときに這いずり回っていたことを思い出したり、現場のNGで笑い転げたり。心からの敬意と前向きさが、続編の核となっている―そう2人の俳優は口を揃えます。
『シャッフル・フライデー』あらすじ
アンナ・コールマン(リンジー・ローハン)は、結婚式を週末に控えた週、すべてが順調に進んでいると思っていた。家系図が入れ替わる呪文を再びかけられるまでは。今回の騒動では、精神科医から作家に転身したテス(ジェイミー・リー・カーティス)と婚約相手の娘リリー(ソフィア・ハモンズ)、アンナと10代の娘ハーパー(ジュリア・バターズ)が入れ替わってしまう。結婚式が危うい状況になる中、その日までに4世代は相手の気持ちを理解することの大切さを学び直さなければならない。『フォーチュン・クッキー』の続編である本作では、前作からおなじみの顔ぶれが新たな困難に直面します。
おなじみのキャラクターに新たな面々が加わった『シャッフル・フライデー』は、思わず笑ってしまうドタバタ劇と、ハートフルな誠実さがほどよく織り込まれた物語です。どこか懐かしく、そして楽しいサプライズもしっかり味わえる作品に仕上がっています。ぜひディズニープラスで『フォーチュン・クッキー』『シャッフル・フライデー』をあわせてお楽しみください。「ディズニープラスナビ」では、今後もキャストに関する独占情報や、今後配信される作品の詳細、まもなく配信予定の作品の舞台裏などをお届けします。お見逃しなく!
ディズニープラスとは
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