リロアンドスティッチ

『リロ&スティッチ』のスティッチの制作舞台裏:アニメーション映画から実写化へ

2025年8月19日 | 最終更新日: 2025年9月17日

オリジナルのアニメーション映画から実写化へ

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオによる2002年公開のアニメーション映画『リロ&スティッチ』で世界にデビューしたスティッチ。みんなに愛されるこの小さなブルーのエイリアンは、以降、続編のアニメーション映画テレビシリーズに登場し、2025年には実写映画化されました。「試作品626号」とも呼ばれるスティッチは世界中で人気者となり、多くのファンが毎年6月26日を「スティッチの日」としてこの暴れん坊のお祝いをしています。

大ヒットしたアニメーション映画から、業界の期待をはるかに超えた実写映画まで、スティッチはウォルト・ディズニー・カンパニーで最も急成長中のフランチャイズ作品の1つとなっています。

実写版『リロ&スティッチ』視聴はこちら

スティッチのアニメーション化:ディズニーの人気キャラクターの創造プロセス

スティッチの制作舞台裏

「スティッチはとてつもなく予測不可能です」とスティッチのリードアニメーターであるアレックス・クーパーシュミットは言います。「彼は一見、ぬいぐるみのようにデザインされていますが、動作はトカゲのようです。つまり、とてもすばしっこくて、想定外の動きをします」

スティッチの丸みを帯びたフォルムと大きな目はミッキーマウスを思い起こさせますが、似ているのはそれだけではありません。

「どちらも、いたずら好きな一面を持つキャラクターです」と、クラーク・スペンサーは語ります。彼はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのプレジデントであり、オリジナルアニメーション映画のプロデューサーです。

トラブルメーカーのような気性と、その裏にある愛らしさ。この組み合わせが視聴者を魅了する大きな理由となっています。

ディズニー・ライブアクションと20世紀スタジオのプレジデントであるデヴィッド・グリーンバウムは、「スティッチは、ディズニーらしさを体現しているものの一例です」と補足します。

実写化に携わったチームは、愛されるキャラクターを実世界に取り込むというアイデアを検討し始めたとき、まるで本物のように、かつ魅力的に実写化しなければならないと認識しました。

手描きから実写化へ

スティッチの制作舞台裏

ディーン・フライシャー・キャンプが監督、ジョナサン・アイリックがプロデューサーを務めた実写版『リロ&スティッチ』は大人気のアニメーション映画を脚色したものですが、単なる「1対1のリメイク」ではありません。フライシャー・キャンプは次のように語っています。「私たちの目標は常にオリジナルの映画と共鳴するような作品を作ることでしたが、少し現代的な要素も取り入れました」

伝統的な手描きのアニメーションから始まった作品を新しい媒体に移行すること。それは、チームに独特の課題をもたらしました。

「アニメーションと実写はまったく異なる媒体であるという事実を、私たちははっきりと認識していました。実写だからこそできることもあれば、アニメーションだからこそできる表現もあります」と、フライシャー・キャンプは述べます。

スティッチの制作舞台裏

ストーリーとキャラクターを現代の設定の中で展開するため、映画制作陣はオリジナルアニメーションの主要クリエイターと協力しました。その中には、オリジナル映画の監督やスティッチの声を担当したクリス・サンダースもいます。

「オリジナル映画を制作した人々の協力がなければ、この映画は実現しなかったでしょう」とフライシャー・キャンプは語ります。サンダース、クーパーシュミット、そしてアニメータースーパーバイザーのエリック・グアリョーネの貢献は、2つのバージョンをつなぐうえで極めて重要でした。

「スティッチが人々にこんなにも受け入れられるとは思いもしませんでした」とサンダースは振り返ります。

スポットライトを浴びるスティッチ

スティッチの制作舞台裏

スティッチの存在感はスクリーンにとどまりません。Disney Upfront 2025に登場したほか、スーパーボウルのスポットにも出演し、その動画はわずか24時間で1億7,000万回も再生されました。

ロサンゼルスで開催された実写映画のプレミアイベントは、それ自体が壮観なショーでした。スティッチがブルーのカーペットの上を練り歩き、メモリアルデー週末4日間としては全米史上最高レベルの収益となったオープニングを飾ったのです。

「人々の『リロ&スティッチ』への愛は深まり続けています」と、ディズニー・エンターテイメントの共同チェアマンであるアラン・バーグマンは語ります。「この実写版の目標は、視聴者にこのキャラクターを再び大画面で楽しんでいただくことでした。できれば、私たちがこの映画を制作したときと同じくらい楽しんでいただきたいですね」

スティッチはウォルト・ディズニー・カンパニー全体で活躍しています。スクリーンではもちろんのこと、ディズニーのキャラクターグッズブランドとしてはこの5年で27倍の成長を遂げています。

スティッチの制作舞台裏

リロ&スティッチ』を視聴できるのは?

アニメーション映画『リロ&スティッチ』、2003年の続編『スティッチ!ザ・ムービー』、『リロ&スティッチ2』、テレビシリーズ『リロ アンド スティッチ ザ・シリーズ』など、スティッチが登場する作品はディズニープラスで配信中です。 

9月17日(水)より見放題独占配信中の実写映画『リロ&スティッチ』もお見逃しなく!

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